防音室やピアノ室設計、レコーディングスタジオも 防音室のプロフェッショナル テクニカル ・サウンド
 
2008年も暮れようという頃、テクニカル・サウンドの代表、中辻氏から、
「三木楽器様の開成館の防音室ができたので完成測定を見に来ませんか?」とお誘いがありました。
滅多にないことを幸いに、サイト管理者であるわたくしが一般消費者の目で見て、感じたことをレポートしています。
直接飛んでこられて「え?なんの話!?」という方は、まずは完成された「ベーゼンドルファー・サロン」をご覧ください。
  レポート担当 K島
こちらが三木楽器株式会社 開成館です。
名前は以前から伺っていたのですが、来たのは初めてです。
場所は御堂筋線の本町寄りで、言われないと心斎橋店に行ってしまうところでした。
三木楽器開成館
さらに恥ずかしながら、来て見て初めて知ったのですが、建物自体の歴史的価値も
高く「国登録文化財」との事!
大正14年に建築され現在に至ります。
どうりで私以外にも、カメラで撮影している人がいるわけです・・・。
それでは開成館の中に入ります。
内部で使われている手すりや壁は年代を感じさせます。
まだ廊下は工事中で、事務室の仕切りとしてフィルムを張ってあります。
手前の引き戸は工事用に取り付けられたものです。
開成館内部へ
ベーゼンドルファーサロン(防音音響室)は完成しており、真新しい防音扉が取り付けられていました。
大正モダンな建物内部でも違和感がないのがさすがです。
防音扉

内部ではすでに準備を始めているらしく、専用の測定器材が設置されており、中辻氏は打合せの真っ最中でした。
会話の中に難しい専門用語がたくさん混じっており、私にはあまりよくわかりません。
サイトを管理している手前、これでもある程度勉強しているのですが・・・(汗)

防音室内部
冷たい大理石の上にメジャーを引いて、いたるところに目印のシールを貼っておられます。ここにマイクを設置し、ポイント毎に高さを変えて計測するとの事でした。
余談ですが、テクニカル・サウンドの方はよく防音室内で「パンパンっ」と柏手を打ちます。
「音の神様にでもお願いしてるのだろうか・・・( ̄、 ̄=)」と思いきや、別に祈願をしているわけではなく、柏手の響きである程度の特性がわかるそうです。
防音機器計測ポイント

これが、計測に使用されるマイクです。
特殊なマイクでウン十万するらしいです。
触ってたら「絶対に落とさないでください。お願いしますね」と念を押されました。
・・・・ どうやら精密機器らしいです(そらそーだ)
尚、先端部分が非常に重要で高価な部分?らしいのですが・・。

計測機器を破壊するとまずいので、サロン室を観察します。
これは、明かりとりの窓です・・・・が!窓ガラスが傾斜しているのがおわかりでしょうか?完成時にはブラインドが掛けられているのでおそらく気づかれる方はいないでしょうが、目に見えないところまでも手が入っています。
手が入っているといえば、このコーナーの仕上げ具合。
詳細に分割された造形美といいましょうか、非常に職人技を感じます。
防音や音響はもちろんですが、内装も凄いですねぇ…。
この大きなスピーカーから大音響を出して計測します。
写真ではわかりませんが、中で聞いているとすさまじい音量です。
中辻氏曰く、この大音響の中で防音室のいろいろな特性や問題を知ることができるそうですが・・・・。はい、私にはよくわかりませんでした。

一区切りついたみたいなので退出しようとしたのですが、あわてて引き留められました。 理由は「人間も吸音効果があり、途中退出すると測定結果の一貫性が保てない。」だそうです。
・・・というわけで、全ての計測が終了するまで退出禁止となってしまいました。
とほほ…
測定用スピーカー
ポイントポイントでマイクの高さを変え、その都度データをパソコンに保存します。
冷たい大理石の上で、黙々とチェック作業が続きます。

音という目に見えないものだからこそ、キチっと計測する姿勢に敬服致します。
いやはや、お疲れ様でした。

防音音響測定機器

【後記】
今回のレポート。いかがでしたか?
サイト管理者は普段は表にでない裏方作業ですが、防音室の設計・施工、音響測定も同様で、「テクニカル・サウンド社の仕事ぶりを少しでも感じて頂ければ・・」とシャシャリ出てきました。
防音室はつい完成したものばかりに目を奪われがちですが、「隠れた作業」の重要性、技術は大切な事だと思うのです。
今回、スペースを借してくださった各関係者様に御礼申し上げます。

  SW Dsign K島
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